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●四庫全書 しこぜんしょ

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 乾隆帝の命により編さんされた一大叢書。1772年(乾隆37)に蒐書の詔が下され,シュイン※注1※の具体的提案をへて翌年には四庫全書の名が定まり,四庫全書館が設立された。宮中の蔵書,永楽大典はもとより広く民間の書も集め,選別,校勘,解題を加えて写本をつくり,1781年(乾隆46),約3,500種,7万9,000巻(数え方はさまざま)からなる第1部を完成した。この第1部は宮中の文淵閣に,ついでつくられた3部は奉天の文溯閣,熱河の文律閣,円明園文源閣に貯えられた。のち揚州に文匯閣(ぶんかいかく),鎮江に文宗閣,杭州に文瀾閣を建てて各1部を蔵せしめ,かつこの3閣については民間人の閲覧・抄写を許した。かくて7部つくられた四庫全書も清末の戦乱により,文匯・文宗・文源の3部は亡失,文瀾の1部も破損を被った。四庫全書編さんは学界を少なからず裨益したが,一面では現存書籍を検閲し,清朝にとって不都合なものを廃棄させるという言論弾圧政策でもあった。

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