●シク教 シクきょう
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16世紀初めに,ナーナクにより創始されたヒンドゥー教の改革派で,イスラーム教の影響を受けている。シクという語はシシュヤ(弟子)からのなまりで,同派の開祖ナーナクの門弟であることを表明することばである。その教義は,唯一永遠なる神を説く一神教であり,偶像崇拝やカースト的階級,苦業などをいずれも否定し人種差別に反対している。しかし,必ずしもインドの神々を否定したわけではなく,彼の弟子のなかにはヒンドゥー教徒やイスラーム教徒も含まれていたという。教徒はパンジャーブ地方に多く,アムリットサルがその信仰上の中心である。16世紀後半から教団組織も整備され強い結合をもつようになり,17世紀にはムガル政権から弾圧を受けると反イスラーム教政治団体の色彩をおびてきた。19世紀にランジート=シングによる統一王朝ガラホールを中心に成立し,2度にわたるシク戦争で,イギリスと交戦したが,敗れ,イギリスに全インド征服を許した。
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