●司教区 しきょうく
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カトリック教会の司教の裁治権の及ぶ地域的単位のこと。ローマ帝国末期の行政区画・管区(ディオエケシス)に由来する。キリスト教ははじめ,都市文化圏の地中海世界を布教対象にしていたので,都市がそのまま司教区を意味していた。そのうち都市周辺や,とくにエジプトや帝国西部の内陸の田園地帯にもキリスト教が広がり始めると,はじめは司祭がそこに派遣(巡回・定住)され,ついで専任の司教が常駐するようになった。こうして領域内に広がりをもつ司教区が設立され,初期中世以降本格的に発展していった。それに伴い教会聖職教階制度も拡大・整備され,早くも2世紀から3世紀にかけて,品級の秘蹟を授与されて祭式執行権をもつ司教,司祭,助祭(ディアコノス)の上級聖品と,単なる任命によって一般信徒でもつける副助祭,侍祭,祓魔師,読師,守門の下級聖品が確立した。