●司教制度 しきょうせいど
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キリスト教,とくにローマ=カトリック教会の聖職教階制を支える宗教的行政制度。教皇(法王)を頂点とする全体教会の下部組織として機能するために,教区司祭が司牧する小教区を最小単位に構成され,教区内の信者生活全般を長である司教が統轄する組織。イエスの死後,各地の信者共同体は使徒らによって指導されていたが,その後徐々に長老格の指導者が育成され,2世紀初めには司教制度が成立した。司教区ははじめ都市ごとに設置されていたが,信者・教会数の増大,領域的拡大に伴い,後期ローマ帝国の行政制度を模倣して,司教の上位に大司教,首都大司教,主座大司教,総大司教の制度が置かれた。ことにローマ総大司教は,使徒ペテロ,パウロの権威と帝都であることを背景に,当時のほかの総大司教座(アレクサンドリア,イェルサレム,アンティオキア,そしてコンスタンティノープル)に優越する首位権を主張,この要求は4,5世紀になるとしだいに受け入れられるようになり,今日のカトリック教会の基礎が確立された。