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●式内社 しきないしゃ

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 延喜式内神社の略称。927年(延長5)撰上された『延喜式』巻9・巻10(神名帳)所載の官社(律令国家の管轄する祈年祭奉幣神社)で,祭神数3,132座,神社数にして2,861所にのぼる。宮中・京中をはじめ北の奥羽から南の薩摩まで全国に及ぶが,とくに多いのは畿内とその近辺で,遠方は比較的少ない。当時それ以外にも神名帳未載の神社(式外社)が多数あった。式内社のうち,神祇官の奉幣する官幣社が737座・573所(大社304座・198所,小社433座・175所),国司の奉幣する国幣社が2,395座・2,288所(大社188座・155所,小社2,207座・2,133所)ある。前者は畿内と畿外の特別な神社で,後者はすべて畿外の一般神社であり,両名とも霊験顕著な名神明神の大社223所には四時祭(2月の新年祭,6月と12月の月次祭,11月の新嘗祭)以外に臨時の名神祭に祈請奉幣が行われた。しかし,平安後期以降朝威の衰退に伴って式内社も変動退転を余儀なくされ,中世から近世にかけて所在不明となったところが少なくない。それを調査考証したものに,伴信友と度会延経の『神名帳考証』や教部省編「特撰神名牒』(1876年・明治9・稿,1935年・大正14刊)などがあり,研究が続けられている。

〔参考文献〕志賀剛『式内社の研究畿内』1977,雄山閣

式内社研究会『式内社調査報告』全25巻既刊10冊,皇学館大学出版部