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●式亭三馬 しきていさんば

アジア 日本 AD1776 江戸時代

 1776〜1822(安永5〜文政5)江戸後期,黄表紙,洒落本,滑稽本,合巻の分野で活躍した戯作者。本名菊地太(泰)輔,久徳は字か。通称西宮太助。江戸浅草田原町生まれ,のち本町2丁目に移り,小間物屋や古本屋を開いていた。別号本町庵・四季山人など。くくり猿の華押で知られる。才気と感覚に優れ,1794年(寛政6),黄表紙『天道浮世出星操(てんとううきよのでづかい)』の処女作,続く『侠(きやん)太平記向鉢巻』で評判をとり,1806年(文代3)の『雷(いかづち)太郎強悪物語』は合巻の先駆となった。一方で文化初年から滑稽本も手がけ,『浮世風呂』・『浮世床』は江戸人らしいテンポで,市井の片すみに明るく生きる小市民を描き,その細やかな描写,快い会話は風俗資科,言語資科としてえがたい作品である。〔参考文献〕本田康雄『式亭三馬の文芸』1973,笠間書院

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