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●ジオット

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1266 両シチリア王国

 1266〜1337 フィレンツェ近郊の生まれ。チマブェの弟子であったという20代に,師やドゥッチオらとアッシジの聖フランチェスコ寺にゴシック的フレスコ画を描く。彼の連作は『聖フランチェスコの生涯』であった。このなかには有名な『小鳥の説教』がある。30代の後半にはパドヴァの聖アントニオ寺のアレーナ礼拝堂の壁画『キリスト伝』がある。このなかに『最後の審判』をはじめ,マリア,キリストらの生涯の諸場面36図が含まれている。その後フィレンツェを中心に多くの祭壇画・壁画を制作,なかでもサンタ=クローチェ修道院の『両ヨハネと聖フランチェスコの生涯』の若干の壁画も力作である。ついでローマ,ナポリでも活躍した。彼の功績は13世紀以前の彫刻優位の時代に,絵画を同列にまで高めたことであろう。額絵としては,ウフィッツィの『聖母子』は代表作である。晩年にはフィレンツェ大聖堂の営造主任となり,有名な鐘塔を手がけている。