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●塩釜神社 しおがまじんじゃ

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 宮城県塩釜市の一森山に鎮まる旧国幣中社,祭神は塩土老翁(しおつちのおじ)神,武甕槌(たけみかつち)神,経津主(ふつぬし)神。塩土老翁神は潮つ路(ち)の神すなわち航路の安全を約束する海であるところから,古来漁民の信仰厚く,7月10日の例祭には,満潮時三体の幣を奉じて渡御の儀があり,翌11日には神輿は海上に出かけて行く。民間では安産の神として信仰厚い。『延喜式』の規定では祭料として年稲1万束があてられ,陸奥の一ノ宮として朝野の尊崇厚く,奥州藤原氏滅亡後は鎌倉幕府社領を安堵し,室町以降も武家の崇拝はかわることなく,江戸時代も伊達氏のもとで社領2,200石が保証されていた。社家として藤塚式部知明ならびにその養父知直が国典の学者として名高い。知明は寛政の三奇人といわれた林子平蒲生君平高山彦九郎らとの親交があった。塩釜神社は1874年(明治7)志波彦神社を境内に迎え入れた。