●シェイヒ・ベドレッディンの乱 シェイヒ・ベドレッディンのらん
アジア アジア AD1418
1418〜20年,オスマン=トルコ帝国の小アジア西部,バルカン半島のドブルジャ地方で,ベドレッディン(1368〜1420)を指導者としておこった反乱のこと。このベドレッディンは,初めイスラーム法学を学んだが,のちにイスラーム神秘主義者(スーフィー)となった。彼はイブン=アルアラビーなどのスーフィーの思想家たちの影響を受け,さらに,「財産の共有」のような異端視される教説を説いた。彼の運動は,ティムールに敗れたのちのオスマン=トルコ帝国の住民のあいだに支持者を獲得していった。この反乱のさい,彼の弟子たちが小アジア西部の反乱を指導し,彼自身はバルカン半島側での反乱を指導した。しかし,スルタン,メフメト1世の軍隊に彼は捕えられ,処刑された。この反乱はイスラーム神秘主義(スーフィズム)の運動と民衆運動とが結合した興味深い例を示している。