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●三民主義 さんみんしゅぎ

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国民主主義革命の指導者孫文によって1905年(光緒31)に提唱された思想。ロシア革命の成功,辛亥革命,五四運動の経験などをへて厳密化され,1923年(民国12),国民党と共産党による統一戦線にあたり,綱領的な役割を果たした。この段階で“三民主義”は,反帝国主義にもとづく民族の解放・独立,世界の被圧迫民族との連帯をめざす(民族主義),政治を治権(行政権)と政権に分け,政府には治権を,人民には政府を監督・チェックする権限を与える(民権主義),土地改革による「耕者有其田」の実現と資本節制による重要産業の国有化(民生主義)ヘと発展し,ここから国民革命の3大政策“連ソ・容共・労農扶助”が生まれた。孫文の死後,国民党と共産党は分裂し,国民党は“三民主義”に儒教的解釈を加えて反共理論的内容を与え,一方,毛沢東は『新民主主義論』(1940)のなかで,“三民主義”は中共の新民主主義と基本的には一致すると述べた。

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