●三部会 さんぶかい
ヨーロッパ フランス共和国 AD
フランスの中・近世期に,第一身分(聖職者),第二身分(貴族),第三身分(平民)の代表によって構成された身分制議会。1302年,フィリップ4世がローマ教皇ボニファキウス8世と対立したとき,国内の支持を得るために召集したのが起源となり,これ以後,国王が課税を行う場合の諮問機関となった。三部会では,各代表が陳情書を提出し,王国の政革を含むさまざまな問題を討議したが,国王課税に対する否決権はなく,議決も身分ごとに実施され,しかも不定期に召集されたので,近代的な議会制度とは結びつかない。絶対王権が確立されると国王は三部会の開催に消極的となり,1614年以後は1789年まで召集しなかった。1789年5月の三部会では,議決問題をめぐって紛糾し,ついに6月,三部会は国民議会へと発展解消をとげた。なお,ブルターニュやノルマンディなど自立性の強い地方には,フランス革命期まで地方三部会が存続した。