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●サン=ピエトロ

アジア アジア AD 

 ?〜64ごろ イエスの十二使徒の一人。パレスチナのガリラヤ出身の漁夫で,シモンが本名。兄弟アンデレとともにイエスの最初の弟子となり,師から「岩」を意味するピエトロの名をもらった(『マタイの福音』16章,16〜19節)。弟子のなかで第1の高弟とみなされたが,イエスの逮捕・裁判の場面で師を拒絶し逃亡,しかしイエスの復活の証人となり,死を恐れず勇敢な伝道者に変身した。イエスの死後,イェルサレムを中心に活動したが,迫害にあって小アジアやアンティオキアで,ユダヤ人に向けて宣教した。ユダヤ的律法主義を遵守する立場に立っていたが,ピエトロの異邦人伝道にも理解を示し,イェルサレム教会の中心となっていたイエスの兄弟ヤコブとの仲介者となった。古代教会伝承によると,のちローマに赴き,ネロの迫害にあって殉教したとされる。また彼は最初のローマ司教(教皇)と目され,のちのローマ首位権の根拠となった。