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●山東京伝 さんとうきょうでん

アジア 日本 AD1761 江戸時代

 1761〜1816(宝暦11〜文化13)江戸中期,黄表紙・洒落本・読本・滑稽本・合巻を手がけた中期屈指の戯作者。本名岩瀬伝蔵,名醒(せい),字(あざな)伯慶・西星,通称は京屋,号に葎斎・醒斎など。狂名身軽折助・画名北尾政演(まさのぶ)。早熟で才気煥発,北尾重政について絵を学び,浮世絵画家でも知られる。18歳で処女作を発表。流行作家となり,1785年(天明5)の黄表紙『江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)』・洒落本『令子洞房(むすこべや)』,2年後の洒落本『通言総籬(つうげんそうまがき)』で,文壇の頂点に立つ。遊里の人物群を品よく精細に描写する“うがち”の手法を得意とし,江戸人好みの小粋な作を精力的に書いた。寛政の改革に洒落本が触れてからは,教訓性の濃い作風に変わり,また銀座に店を開いて広告文芸をも開拓した。

〔参考文献〕小池藤五郎『山東京伝』人物叢書,1961,吉川弘文館

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