●三代格式 さんだいきゃくしき
アジア 日本 AD
平安初期に編さんされた弘仁(こうにん)格式・貞観(じょうがん)格式・延喜(えんぎ)格式の総称。「格」については散佚したものが多く,『類聚三代格』によって知るほかないが,「式」については『延喜式』が完本の形で残存している。[1]弘仁格式―嵯峨天皇の弘仁年間(810〜823)に藤原冬嗣らが編集し,701年(大宝1)から819年(弘仁10)にいたるあいだの「格」を集めたもの。「格」は全10巻,「式」は40巻であるが,現在散逸した部分が多く完本は伝わらない。[2]貞観格式―貞観年間(859〜877)に編集された律令の従属法。「格」は819年から868年の50年間の詔勅・官符をまとめたもので12巻。「式」はすでにある「弘仁式」の補遺で,変更・新設条文のみを集録。全20巻。現新設条文のみを集録。全20巻。現在は散逸した。[3]延喜格式−醍醐天927年(延長5)にかけて藤原時平らが編集した。弘仁・貞観の二格式を取捨集成し,967年(康保4)施行。