●サンスーシ宮殿 サンスーシきゅうでん
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1747 ハプスブルク朝
1747年プロイセンのフリードリヒ2世大王(在位1740〜86)によって現在の東ドイツ領のベルリン郊外ポツダムの西方に建てられた建物。サンスーシとはフランス語で“憂いのない”という意味で,いかにもその名にふさわしく南に面して横に長い優雅な1階建ての宮殿である。設計は王自身と宮廷建築家クノーベルスドルフの合作によるもので,内部装飾はホッペンハウプトの手になるものである。南ドイツのロココ様式では一般的に貝殻模様を豊富に取り入れているのに対して,この宮殿ではそれをあまり使用しないで,壁には自由でのびやかな平面をもたせることによって古典的要素の強いプロイセン風ロココ様式をよく示している。第二次世界大戦の際の空襲でポツダムの歴史的建築物の多くが損害を被ったが,この宮殿はソヴィエト軍の配慮で奇跡的に被害を免れ,現在東ドイツ政府によって補修されて,国立博物館として公開されている。