●三色旗 さんしょくき
ヨーロッパ フランス共和国 AD
フランスの国旗。バスチーユ占拠の3日後,国民衛兵隊総司令官に選ばれたラファイエットが,パリの軍旗である青と赤のあいだにブルボン王家の白を挟んで国民衛兵隊の標章とした。これがフランス国旗の起源で,復古王朝期は白旗になるが,七月革命で再び三色旗に戻った。二月革命時,労働者代表はルイ=ブランに支持され赤旗を国旗とするよう求めたが,ラマルティーヌは,〈赤旗は1791年と1793年に民衆の血の中を引きずられてシャン=ド=マルスを一巡しただけだが,三色旗は祖国の名と栄光と自由とともに世界を一周した〉と述べ,三色旗を採択。さらに,第三共和政初期に王党派が議会で絶体多数を占めたとき,ブルボン家のシャンボール伯(シャルル10世の孫)とパリ伯(ルイ=フィリップの孫)が会見し,シャンボール伯の即位が実現しそうになったが,彼が三色旗を国旗とすることを認めなかったため,王政復古は失敗した。