●サン=ジェルマン=デ=プレ修道院 サン=ジェルマン=デ=プレしゅうどういん
ヨーロッパ フランス共和国 AD
パリの修道院。6世紀メロヴィング朝の国王ヒルデベルト1世により聖ウィンケンティウスの遺品収納のためセーヌ河左岸に建立されたのがはじまり。その名前はここに埋葬されたパリの司教聖ゲルマヌス(サン=ジェルマン,496ごろ〜576)に由来。寄進により広大な領地を有し,フランク王国の有力なベネディクト派の修道院になる。9世紀に院長イルミノンの手になる所領記録は荘園制研究にとって貴重な史料。12世紀パリにおいて,ノートルダム聖堂学校・サン=ジュヌヴィエーヴ修道院学校・サン=ヴィクトール修道院学校と並んで,教育の中心になる。1651年サン=モール会の本部になり,ダシェリ・マビヨン・モンフォーコンらの学僧(モーリスト)の活躍により,西欧の学問研究に多大な貢献をした。フランス革命で閉鎖され,没落。現存する聖堂の鐘楼はロマネスク様式で,その塔は1014年に建てられたものである。