●僧伽 サンウギャ
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元来インドではガナと同様に,政治や商工業などの団体をさしていたが,仏教では教団の意味に使用される。衆・和合衆とも訳される。また,「僧」と略称され,仏・法とともに三宝を構成する。僧伽は具足戒を受けた出家者である比丘と比丘尼の2衆のみをさす。仏に代わって大衆を指導教化し,正法を正しく維持存続させることを目的とする。4人以上の比丘からなる特定の集団は,現前僧伽と呼ばれる。これは戒律によって自治的に秩序を保つ最小の単位であり,僧伽全体の財産である精舎や僧園を管理し利用した。この僧伽の上位にある組織を四方僧伽(招提僧)と呼び,僧の集団をさし,地域的に拡大しうる僧伽で,全体の秩序を代表する。精舎や僧園はこの四方僧伽に所属する。しかし,これらの組織が行われている南方仏教に比べて,日本の仏教では出家者・在家者を含む仏教信者の集団を意味している。その二重教団組織を不必要とみなす,大乗仏教の立場に由来すると考えるべきであろう。