●サンヴィトレス
ヨーロッパ スペイン AD1627 スペイン王国
1627〜72 スペイン人,イエズス会神父。グアム初の宣教師団団長として1668年着任。住民に好意的に迎えられ,アガニアの酋長キプハから教会を建てるための土地を与えられた。1521年マゼランが来航した際,グアムを“どろぼうの島”と名づけたために,グアム・サイパン・ロタ・テニアンなどは“どろぼう諸島”ということになってしまっていたが,サンヴィトレスは,これらの島々に彼の宣教団の後援者だったときのスペイン女王マリアナの名を冠し,マリアナ諸島と改名した。彼らの布教は最初は大成功だったが,やがて住民はキリスト教によって生活習慣が強制的に変えられることを嫌い,宣教師に反抗するようになり,不穏な情勢がつづいていた。1672年,タモン湾地区の酋長の幼い娘に,父親に無断で洗礼したことからサンヴィトレスが殺され,これに端を発してスペイン−チャロモ戦争が勃発さした。