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●サーリンズ

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1930 

 1930〜 アメリカの文化人類学者。ミシガン大学卒。同大学教授を経て現在シカゴ大学教授の地位にある。サーヴィスとともに,“新進化主義”人類学を代表する学者の一人。文化進化を,“一般進化”と“特殊進化”の2側面から捉える点でサーヴィスと考え方を同じくするが,サーヴィスが主として,民族誌をもとにした進化理論の構築に力を注いだのに対して,サーリンズは進化理論が,具体的な事例研究にいかに適用されるかを追究した。イースター島の石像製作や,ある種の部族社会にみられるリネージ分節体系を分析した論文は,その一例である。なお近年は“経済人類学”的なテーマにも関心を寄せており,人間生存の最も原初的な形態である,採集・狩猟生活の豊饒さを説いた研究は有名である。

〔参考文献〕サーリンズ・サーヴィス『進化と文化』1976,新泉社

サーリンズ『石器時代の経済学』1984,法政大学出版局