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●サモリ=トゥーレ

アフリカ ギニア共和国 AD1830 

 1830?〜1900 今日のギニアの北東部,コニャン地方に住む一農民の息子として生まれた。軍将・政治家として優れた才能を発揮して,1代にしてこの地域の諸小王国を制覇・統合してサモリ帝国を建設した。最盛期(1880年代末)には,3万5,000の軍隊を擁し,帝国の版図はこんにちのギニア・マリ・コート=ジヴォワールにまたがって19万平方kmに及び,その支配下に入った住民数は100万人以上に達した。しかし,19世紀後半,沿岸部の拠点から内陸部に進出を開始したフランス軍と衝突,十数年にわたって執拗な抵抗をつづけたが,1898年,サモリはフランス軍に逮捕され,1900年,流刑地のガボンで病死した。しかし,彼のこの地域の政治的統合の企図,フランス軍に対する抵抗は,第二次世界大戦後の西アフリカの抵抗運動の過程で再評価され,運動を鼓舞した。1958年の独立以来,1984年病死するまでギニア大統領をつとめたセク=トゥーレはサモリの曽孫にあたる。