●ザマの戦い ザマのたたかい
AD202
前202年,カルタゴ本国を攻撃したローマの将軍スキピオ=アフリカヌスとカルタゴの将軍ハンニバルのあいだに行われた戦い。カルタゴに征圧されていたイスパニアを前200年ローマの支配下に取り戻したスキピオ(大)は翌年ローマに帰還し,カルタゴ本国を攻撃するよう元老院に堤案し,自ら遠征軍の指揮官に任命された。カルタゴ上陸後スキピオ(大)は大勝し,カルタゴは一度は降服したがイタリア南部に転戦していたハンニバルが急きょ召還されて帰国するとカルタゴの主戦派が再び台頭した。前202年ローマ・カルタゴ両軍はザマで決戦を行いスキピオ(大)が勝利し,ハンニバルは東方に亡命した。ここに第2次ポエニ戦争は終結し,カルタゴは多額の賠償金の支払い,海外領土の放棄,艦船の引渡しと制限,ローマの承認なしでの対外戦争の放棄などを条件として講和を締結した。以後第3次ポエニ戦争をへてカルタゴの勢力は衰退し,ローマが西地中海を支配下に置いた。