●サブカルチュア
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下位文化と訳されるが,ふつうには既成文化に対立する概念として広い対象にむけられ,用い方も多岐にわたる。このことばが一般的に使われるようになったのは,1950年代末のアメリカで,風俗現象の傾向をとらえて用いられるのは1960年代後半のことである。演劇や映画・音楽・美術などの世界で前衛たちが果たした“アングラ文化”や,マスコミにたいする“ミニコミ”のように対比の確かな形で現れるもの,あいまいさを含みながら,潜在的に広く人の心を支配して社会性をもつ流行や風俗現象のようにさまざまな様態がみられる。その特質は,支配や管理・既成の価値観に対してむけられ,プロテスト・反抗・独自性の主張・反体制などの意識に支えられている。価値観の多様化がいわれる現代そのものこそが,サブカルチュア現象の素地であり,逆にサブカルチュア的発想によって,現代の把握が可能となる相関性をもつ。