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●サービア教徒 サービアきょうと

アジア シリア・アラブ共和国 AD 

 もと北シリアに住み,啓典の民とされていた少数民族。現在,南イラクと西イランに居住するマンデ人は,その子孫である。

 サービア教徒は,天体信仰と洗礼を特徴とし,おそらく東方伝来の宗教を信仰していたものと推定されている。伝承によれば,ビザンティン領に遠征中のアッバース朝の第7代カリフ,マームーンに,〈いずれの宗教を信仰しているか〉と問われたとき,彼らの長老がコーランに許されていたサービア教徒を名乗ったという。アラム語の一派であるマンデ語を用いていたが,現在,マンデ語はほとんど死語となっている。

 『大宝典(キンザ=ラッパー)』など,マンデ語文書はかなり残っており,占星術書もある。それらは,特異なアラム系文字で記録されている。