●座配 ざはい
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嫁入り婚における婿方での祝言の座をつかさどる者をいう。婚礼の型には,古代から平安時代まで行われていた婿入り婚と,鎌倉時代以降武士階級の成熟とともに確立した嫁入り婚とがある。嫁入りをもって婚姻成立する嫁入り婚では,婚舎は婿方に属し,婚姻成立祝の儀式も婿方儀礼を主とするのがつねであった。降って婚礼の儀式化が進み,式典が複雑になってくると,こうしたハレの時の儀礼に通じた者が必要とされたのであろう。そこで“分”“格”あるいはしきたりに従って座席割から盃事の宰領まで行う役目の者が生まれ,これを座配と呼んだ。仲人のことを“御指南様”という地方もあるが,多くは仲人がこの役についたからであろう。仲人の役割が繁多なものとなり複雑さを増すと,仲人とは別に盃仲人・座敷仲人が席をつかさどった。また両仲人の地方では嫁方仲人が上座で宰領し,婚方仲人が“御相伴”といって宴席での盛り立て役になることもあった。