●サドカイ人 サドカイびと
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サドカイ派とも呼ばれ,前2世紀ごろから後1世紀にかけて存在したユダヤ教の一党派。サドカイの名称は,ソロモン時代の祭司長サドクに由来するといわれる。その一族は代々祭司の要職を占め,神殿に勢力をもつ上層階級を形成していた。政治的にも保守的で,イエス当時はローマ政権と結び,サンヘドリン議員も多かった。彼らは,パリサイ人とともにイエスの運動に迫害を加えたが,パリサイ派ほど激しく非難を受けていない。パリサイ派がシナゴーグで熱心に宗教実践を行い民衆に影響力があったのに対して,彼らは神殿で祭儀のみに終始し,民衆から遊離した存在であったからであろう。後70年,イェルサレム神殿の壊滅と同時に彼らの勢力は急速に衰えてしまった。宗教的にも保守的で,モーゼ律法のみしか認めず,死人の復活や天使や霊の存在など,ペルシア時代以後ユダヤ教に入ってきた外来思想を受け入れなかった。