●サッファール朝 サッファールちょう
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イラン東部シースターン出身のヤークブ=ビン=アル=ライス=アル=サッファールが建国したイスラーム王朝。33年間にわたり,イランを支配した(867〜903)。アル=サッファールは,870年,バルフ・バーミヤーン・カーブル,873年,ニーシャープールを占領したが,タバリスターン遠征に失敗し,ホラーサーンを領有するにとどまった。彼がイスマーイール派に改宗したため,カリフはサッファール朝を認めなかった。そこで,彼はバクダッドヘ軍を進めたが,879年,ジュンディシャープールで没した。兄弟のアムルがそのあとを継承し,カリフに2,000万ディルハムを贈る代わりに,バクダッドなどを支配する誓約をあたえられた。カリフはサッファール朝の勢力をおそれ,ボハラのサーマーン朝のイスマーイール=ビン=アフマドに命じてアムルを征討した。アムルは遊牧トルコ人兵士の雇用に失敗して捕虜となり,王朝は滅亡した。