●座敷 ざしき
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古代住居あとをみても明らかなように,古い時代の間取りは単一間取りであった。そこから始まってしだいに目的別に特色ある部屋の要求がでてくる。座敷はそうした意味での接客室である。ほかの部屋と異なって,座るための敷物のある部屋という意味がある。全国で最も多い間取り形式として田の字型4間取りがあり,その形式では土間に接した表側が座敷である。これがいわば客間であり,同じ土間に接した裏の部屋がカッテ・茶の間と呼ばれる居間である。この2室はかつて広間として使われた1室で,両方の機能を併せもったものであり,これが広間型3間取りであった。奥の間だけでは人寄せなどの際にまかないきれなくなって,4間取りとなった。座敷と奥の間の境の襖をはずして婚礼や葬式をするようになる。はじめは客間だけであった畳床は,しだいにほかの部屋にも普及していった。したがって事実上の区別はなくなっても,畳の部屋という意味の座敷の語は残された。