●座敷童子 ざしきわらし
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東北地方の旧家にすむと信じられている家の神。小児の形をして顔が赤く,髪がたれている。まくら返しなどのいたずらもするが,家にいなくなるとその家が衰えるといわれている。岩手県下の旧家では,ザシキワラシについて,〈奥座敷にねるとまくらを返される。昼間も座敷でガサガサ音がすることがあり,行ってみると,なにごともない。偶然ザシキワラシにあうと,名前のとおり童子の形で,頭はおかっぱ,赤ら顔。男児もあり女児もある。ザシキワラシは蔵にいるため,蔵ポッコともいう。モミなどを散らしておくと,小さい足跡が残されている。また赤塗りの手桶などを下げて,人目に姿を現すようになると,家産がかたむいたことになる〉という。このような話は,ほかの地方にもある。江戸時代,江戸の町なかでは蔵のなかにこのような小僧がおり,遠州や伊予では,赤毛のおかっぱの小童がいるといわれ,やはり,いなくなると家が衰えるといわれていた。類型をなしているので話としては大同小異である。