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●桜田門外の変 さくらだもんがいのへん

アジア 日本 AD1860 江戸時代

 1860年(万延1)水戸藩士らの尊王攘夷派の志士が幕府大老井伊直弼を暗殺した事件。幕府は日米修好通商条約を米総領事ハリスらの圧力によって調印したが,開国に反対する朝廷が条約に勅許をあたえず,苦しい立場に追い込まれていた。また将軍継嗣問題もおこり,一橋慶喜派と南紀徳川慶福派とが尊王攘夷派と開国佐幕派という立場から対立した。大老になった井伊直弼は条約の勅許を得るため朝廷に圧力をかける一方,徳川慶福を14代将軍に定めた。これに対する水戸藩を中心とする反対は激しく,この動きに井伊らは攘夷派を大挙処罰した。この安政の大獄の弾圧に対し,諸藩の志士の間で井伊の暗殺が企てられ,万延元年3月3日の朝,関銭之介ら17名の水戸藩士と薩摩藩士1名は,登城途中の井伊大老の行列に桜田門外で切り込み,大老は刺殺された。幕府の威信が失墜しつつあることを印象づけた事件である。