●ザクセン
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD
ドイツの旧地方名。1952年ライプツィヒ・ドレスデン・カール=マルクス=シュタットの3区になる。エルベ川が流れ,南部にエルツ山地。時代により地名のさす範囲は異なる。本来はザクセン部族の居住地,ヴェーゼル・エルベ両川下流域をさした。8世紀末カール大帝の征服でフランク王国の一部となる。のちドイツ王国の一部,1180年分裂して縮小。ザクセン公は1356年以来選帝侯の一人。1423年マイセン辺境伯フリードリヒが公位を継ぎ,以後その所領を中心とする地方がザクセンと呼ばれた。宗教改革時代,フリードリヒ賢公はルターの保護者。プロイセンとオーストリアの中間に位置するザクセンは,のち両国の抗争にしばしば巻き込まれた。1806年王国。ウィーン会議で選帝侯時代以来の世襲地を除いて残りをプロイセンに割譲。1918年王政廃止。1934年ナチスの国家改造でドイツの1州に。第二次世界大戦後東ドイツ領となる。