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●左衛門府 さえもんふ

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 律令国家体制の官司名の一つで,もとは衛士府(えじふ)といったが嵯峨天皇の811年(弘仁2)に改称した。左右に分かれて左衛門・右衛門があり,長官を衛門督といった。宮廷を警護し,諸門の警衛出入を監督し,行幸に供奉する職掌で,靱負府(ゆげひのつかさ)ともいい,唐名を金吾(きんご)・監門という。「ゆげひ」とは靱負のことで,つねに靱を負うことによる。また外衛(とのえ)とも御垣守(みかきもり)ともいった。中納言または参議を兼任するものが多く,その担当官職とされていた。