●催眠 さいみん
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注意集中と暗示によって誘導することができる,睡眠のような意識水準の低下した一種の心理変性状態。意識内容は,被暗示者の意志や意図とはほとんど独立して,催眠者の意志により定められる。その特異な意識状態を催眠性トランス,またはトランスという。催眠は大きく他者催眠と自己催眠に分類できる。暗示を与える者が他者催眠では他者であり,自己催眠では自分自身である。また,催眠の深さによっても類催眠状態から夢遊様のトランスまで分類可能である。催眠は,操作的・人為的につくられる内・外の暗示を受け入れる心身の変性状態で,催眠中には意識水準の低下,被暗示性の亢進,自我の退行,抑圧の変化,生理学的な生体の正常化機能の亢進などがみられる。このため,催眠を利用した,心身症,不安・緊張反応,悪癖・悪習慣の除法・軽減など,さまざまな心理的障害の治療が行われている。