●彩陶文化 さいとうぶんか
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彩陶とは,文様を描いた土器のことで,彩文土器・彩色土器ともいう。こうした土器の使用は,新石器時代末期から青銅器時代初期にかけて世界各地で広くみられる。一般に良質・薄手で,手づくねか巻きあげてつくるのが大半。焼成の温度は1,000℃をこえるものもある。中国の彩陶はアンダーソンが発見した甘粛・青海方面から山西・河南方面まで広く分布しており,中国大陸のみならず台湾までその傾向が流布する。彩陶文化とは,アンダーソンが1923年に河南省の仰韶村で発見して以来有名となったもので,現在は仰韶・馬廠・辛店・沙井の4期に分けてこれを連続したものと考えている。仰韶・馬廠両期は新石器時代末期の文化を示し,辛店・沙井雨期は青銅時代に入っている。前期は大体前2200〜前1300年ごろ,後期は前1300〜前500年に比定されているが,河南・甘粛など場所による差もあり,河南では彩陶文化についで黒陶文化・殷の文化がつづいたのに,甘粛では彩陶文化が長くつづいた。