●再洗礼派 さいせんれいは
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宗教改革時代,信仰の内面性・霊性を守ろうとした急進的教派。幼児洗礼を無効とし,自覚的な信仰告白ののち受洗すべきことを主張したのがこの名の由来。聖書を重んずるが,とくに神の直接的啓示を最高の宗教的体験とする。ツヴィングリ派であったグレーベルらが改革理念をめぐってツヴィングリと対立,1525年再洗礼に踏み切ったことで成立。スイスのみでなく,ドイツ各地・モラヴィア・ネーデルラントに普及。ドイツでは,宗教的改革理念を社会変革思想に結合,土地の共有・社会的平等を説いて貧困な農民の側につき,ドイツ農民戦争の一軍を率いたミュンツァーらに指導された。ルターの改革運動支持の立場から出発しながらも,ルター派教会への制度的・教義的批判者となる。ルター派領主から弾圧され,新旧両派もその信教を禁止,地域的分派発生のなか約10年間で消滅。メノナイト兄弟団は分流に属す。