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●ゴンパース

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1850 

 1850〜1924 アメリカの労働運動指導者,AFL終身会長。ロンドン生まれのユダヤ人,1863年ニューヨーク移住,タバコ工場労働者から労組指導者ヘ。南北戦争後は労働問題が重大化したが,国全体としては個人主義自由放任傾向が強かったなかで,1869年労働騎士団誕生,全労働者を組織し8時間労働,男女同一賃金などを掲げ,やがて激しい闘争発生,1886年にはヘイマーケットの爆弾事件発生,労働側は世間の批判を浴びた。この中でゴンパースらは1886年アメリカ労働総同盟(AFL)を組織,熟練工のみの職業別全国組織で,政治運動をさけ,穏健な経済闘争により労働条件・生活水準の向上に努力。労使協調主義階級闘争主義と戦った。1890年代にはAFLにも実力行動傾向が出たが一貫して協調主義を主張。AFLはアメリカ労働運動の主流となった。第一次世界大戦にはウィルソンを助けて国論統一に努力した。また,講和時には国際労働会議議長としてILO設立に尽力。“アメリカ労働運動の父”とされる。