●コンビナート
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技術的関連をもついくつかの生産部門を特定地域に集中的に建設し,生産効果をあげる企業あるいは工場の地域的結合体。そもそもは革命後のソ連で始まった生産形態で,「企業結合」あるいは「工場結合」と訳される。大企業が集中化する一つの独占形態ではあるが,カルテル・トラスト・コンツェルンなどが市場統制力を発揮するのに対し,コンビナートはそうした機能は薄く,あくまで生産の合理化に基づいている。コンビナートの利点は,近接する各工場間をパイプで結んでいるので原料や生産物の輸送費を節約でき,またそれが工場間(企業間)の直接取引であるために中間の商業利潤を排除できること,各工場は技術的関連をもつことから,ある工場の副次的生産物や廃棄物を別の工場で利用するといった原料の連続的・多角的運用ができることなどがあげられる。しかし一方,公害問題や地方財政の圧迫など,地域社会への悪影響も深刻な社会問題となっている。