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●コルベール

ヨーロッパ フランス共和国 AD1619 フランス王国

 1619〜1683 財務総監(在席1665〜1683)ルイ14世下の財政家。フランス重商主義の責任者。毛織物商人の子としてフランスに生まれ陸軍卿の秘書官をへて,マザランの家産管理の国務顧門官として経理の才を発揮。フーケ財務長官の後釜を狙い失脚を策す。1665年新設の財務総監に任命され,陸軍と外交を除く分野で全権を掌握。〈国家の強弱はそれが有する銀の豊かさによる〉と説き貿易を最優先。オランダに対する入超を輸入毛織物への関税引上げで解消したほか,特権商人,金融業者の資本と,宣誓組合に組織した職人とを動員して,ゴブラン王立工場ヴァン=ロペー王立会社ドフィネ鉱山会社を創設。マニュファクチュア検査官を任用して品質の管理をはかった。また海外植民活動を盛んにし,東西両インド会社,レパント会社などを再建。徴税請負制を整備して間接税の増徴に励んだ。これら貿易・租税政策で国家収支は健全化の方向に向かったが,製品コスト引き下げのためにとられた低穀価政策や穀物輸出の禁止は,農業の荒廃をもたらし,のちに重農主義者ケネーなどの厳しい批判を浴びる。

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