50音順    検 索

●コルテス

ヨーロッパ スペイン AD 

 スペインの身分制議会。コルテスとは本来宮廷を意味するが,会議が宮廷で開かれたためその名が生まれた。12,13世紀ごろのイベリア半島では国土回復運動が進められており,その過程で,カスティリャ・レオン・アラゴン・カタルーニャなどの諸国において次々にコルテスが成立した。当初,コルテスは貴族・僧侶から成る封建的家臣会議であったが,13世紀後半以降には都市代表が加わって身分制議会となった。イスラーム教徒との戦いのなかで,国王たちは戦費と軍事力の援助を都市に求めなければならなかったからである。課税への承認権・法への請願権・王位継承への干渉権などをもつコルテスは14,15世紀に最盛期を迎えた。しかし,絶対主義が確立するに伴い王権の攻撃が強まり,スペインを統一したフェルナンド=イサベルはコルテスをほとんど召集せず,また,カルロス1世は反抗したコルテスを制圧し,フェリペ2世もその権限を制限し,以後コルテスは形骸化した。