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●後陽成天皇 ごようぜいてんのう

アジア 日本 AD1571 室町時代

 1571〜1617(元亀2〜元和3) 第107代天皇(在位1586〜1611)。名は和仁(かずひと),のちに周仁(かたひと)。正親町天皇の皇子誠仁親王の第1皇子,母は新上東門院藤原晴子。1586年(天正14)正親町天皇のあとをうけて即位。1611年(慶長16)第3皇子政仁親王(御水尾天皇)に譲位した。在位中は,戦乱も治まり統一なった封建体制が定安する秀吉・家康・秀忠の時代で,皇室が威厳を回復した時期であった。1588年秀吉の奏請によって聚楽第へ行幸したこともそれを証している。天皇は和漢の学を好み,船橋秀賢に四書の講義をきき,細川幽斎に和学を学んだ。自らも『伊勢物語』『源氏物語』などを廷臣に講義,『和歌方輿勝覧(わかかたよしょうらん)』を編纂させ,また木活版による『古文孝経』『日本書紀神代巻』『職原抄』などを刊行(慶長勅版という)して,近世初期の文運隆盛に大きく寄与した。陵墓は京都市伏見区深草坊町にある。

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