●ゴヤ
ヨーロッパ スペイン AD1746 スペイン王国
1746〜1828 スペインのサラゴサの近くの農家に生まれ,14歳で絵を描きはじめ,やがて郷里の先輩バイユウを慕ってマドリードに出,美術学校をへてローマに遊学したが,青年時代は気性が激しかったという。29歳でイタリアから帰ると郷里に近いアウラ=ディの僧院に『聖母の一生』と題する11面の油絵壁画その他を描いたが,新古典主義から出てロマン主義へ移行していく。やがてマドリードに出て宮廷主任画家のラファエル=メングスから宮廷ゴブラン織りの壁掛下絵を依頼されたが,生来の反骨精神から“わが師は自然とベラスケスとレンブラント”と唱えて内面的・幻想的世界へと深まった。43歳でカルロス4世の宮廷画家となったころは,彼の一つの頂点で,『裸のマハ』『着衣のマハ』などは後世に深い影響を与えた。また痛烈な諷刺画『カルロス4世一家の肖像』などの後期のゴヤは,ブレイクらとともに18世紀の主観主義芸術の代表者でもある。