●独楽 こま
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もとは大陸から渡来した玩具といわれている。わが国でも『和名抄』に古末都玖利(こまつぐり)の名が見えているし,『大鏡』に一条院が独楽に興じられたという記事も見える。初めはうなり独楽・ゴンゴン独楽という種類であった。形もいろいろと変化し,遊び方も相応に考案され長いあいだ子供の遊戯とされている。これに伴って各地に数多の名称も残っていて,ツブリ・ツムグリ・ヅングリ・ベエゴマ,その他に,花独楽というのは先のゴンゴン独楽と同じく音を立てて回った独楽であった。独楽も初めは各自木を削ってつくったが,明治後期以後は市販されるものもでき,回っている独楽同士ぶつけあい相手の回転を止めるとか,一定の場所からはじき出してしまうと勝ちというけんか独楽も工夫された。それに従い独楽の力を強化するため周りに金属の輪をはめたものが現れ,またたがだけを取り付ける店もできた。これに伴い昔のように息長く回ることを競う遊び方はだんだんすたれていった。
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