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●小林清親 こばやしきよちか

アジア 日本 AD1847 江戸時代

 1847〜1915(弘化4〜大正4) 明治時代の浮世絵最後の木版画家。江戸,浅草の生まれ。21歳のとき明治維新に遭い,横浜で下岡蓮杖に写真術を,イギリスの新聞記者ワーグマンに油絵を学び,再び上京して河鍋暁斎柴田是真に浮世絵や日本画を学んだ。西洋の石版画銅版画の刺激を受け,29歳のころ木版による彼独自の洋風の風景版画を制作しはじめる。構図,夜景のライトに和洋折衷の新味を出し,自ら「光線画」と称する光線と陰影の美しい清新な風景版画で人気を博したが永く続かなかった。現存するこの種の版画は100種以上に達するが制作年間は6年ぐらいであった。主として新東京の風景であるが,なかには『画布に猫』『柿に目白』のような花鳥静物画も含まれる。浮世絵から現代版画への橋渡しをした功績は大きかったが,35歳以後は国粋運動の影響で洋画を捨て,新聞や教科書の挿絵や戦争錦絵の画家に転じてしまったのは惜しまれる。