●事八日 ことようか
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2月8日と12月8日のこと。ヨウカゼック・ヨウカマチなどともいわれる。両日を特別の日とするのは東日本で,西日本では12月8日だけの所が多い。コトは行事とか祭事・斎事を意味することばとされ,それを1年間の行事と解して2月をコトハジメ,12月をコトオサメというが,逆にいう所もあり,この場合のコトは正月の神祭りを意味するかと考えられている。行事・伝承の特徴は,関東地方とその周辺では一つ目小僧,ミカエリ婆さんなどの,北関東から東北地方では疫病神・笹神などの妖怪や厄神の来訪を説き,これらから身を守るために家人は外出を控え,さらに防禦の手段と考えて庭先や門口に目籠を掲げたり,柊,唐がらし,ニンニクなどを門口に挿したり燃やしたりすることである。このような妖怪の到来伝承は,かつての祭事の物忌が厳重だったがゆえに生じたものと解されている。これらとは別に針供養も行われるが,針供養は西日本にも広く分布している。