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●呉道玄 ごどうげん

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 生没不明。中国,唐の玄宗皇帝時代の画家。陽テキ※注1※(河南省)の人。初めは道子といったが,のちに玄宗の命によって道玄と名を改めた。最後は書を志したが,自らの才能を絵画にみいだしこれに転じた。家柄はそれほど高くなく,下級官僚として河南,山東の地方を転任しながら画才の名声を高めていった。やがて玄宗にも知られるようになり,その画才を認められ,宮廷の女官に絵画技術を教導する宮教博士として招請された。唐初の画家として有名な閻立本(えんりっぽん)が人間・仏像を得意としたのに対し,呉道玄は,人物・山水・鳥獣・仏像など広い範囲にわたり妙筆をふるい,描いた絵はどれも唐代第一級のものであったといわれている。絶えず絵画の技法に創意・工夫をこらし,とりわけ山水画のなかに立体感をもたせることによって従来の生硬な画風を一変させ,中国絵画史上に画期をつくりあげた。その画風は日本にも強い影響を与えた。

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