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●骨角器 こっかくき

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 動物や魚の骨・歯・牙・角などを加工した製品を総称していう。ヨーロッパでは,後期旧石器時代初頭のオーリニャック文化期から,かえりのない骨銛などがつくられていた。マドレーヌ文化期には,骨角器は広範に使用され,かえりをもつ銛先や槍先,投槍器などがみられる。また,トナカイの角や象牙に彫刻をほどこしたものや,ペンダントなどの装飾品も盛んにつくられた。中石器時代に入ると,マグレモーゼ文化において骨角器が盛んに制作され,ヤスや釣針などの漁労具・網針・斧の握りなどがつくられた。日本では縄文時代早期から出土例があり,中期以降,とくに関東以北の北日本で,鹿角製の釣針や銛頭が発達する。

〔参考文献〕G.クラーク,大塚初重訳『石器時代の狩猟民』1971,創元社

後藤明「釣針」縄文文化の研究7,道具と技術,1983,雄山閣

馬目順一『閉窩式回転銛』1983,雄山閣