●五台山 ごだいさん
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中国山西省東北部,五台県にある仏教の名山。五峰のうち最高峰は,標高3,000mもある。頂上が平らな台状であるので,この名が生まれた。『華厳経』にみえる文殊菩薩の住地清涼山がこの五台山であるとされ,普賢菩薩の霊地である峨眉山,観音菩薩の霊地である普陀山とともに,中国仏教の3大霊山とされた。唐代は五台山仏教の最盛期で,中国仏教の一大中心地となった。清涼国師澄観は,岑山で『華厳教経疏』をつくり,不空は金閣寺を造営して文殊信仰を広めた。そのため遠くインドや日本の僧が巡礼した。唐代には日本留学僧の円仁らが訪れ,宋代になると,チョウネン※注1※・成尋などが現れている。清朝では蒙古族,チベット族の懐柔策によって,ラマ教を重視し,五台山をラマ教の根拠地にした。そのためラマ教の寺も多くみられるようになった。寺院の数は台中百カ寺ともいわれ,一時は1,000人を超える僧がいたが,現在では減少している。
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