●後白河天皇 ごしらかわてんのう
アジア 日本 AD1127 平安時代
1127〜92(大治2〜建久3)平安末期の天皇・上皇。鳥羽天皇の第4子。1155年(久寿2)の即位が,不和であった兄の崇徳上皇との本格的武力対立の契機となり,当時の藤原摂関家の内部抗争と結びついて,源平の武士を巻き込んだ保元の乱となった。乱で勝利した後,1158年(保元3),二条天皇に譲位し,以後5代の天皇,34年間にわたって院政を行う。そして,1159年(平治1)の平治の乱後の平氏政権樹立から源平の戦いをへて,源頼朝が本格的な武家政権である鎌倉幕府を成立させるにいたるまでの古代末期の激動期を,院にあってその巧みな政治力で乗り切り,皇室および朝廷側の勢力の維持・存続をはかった。仏道に帰依し,1169年(嘉応1)法皇になってからは,盛んに造寺・造仏を行った。また,当時民間に流行していた今様(いまよう)を好み,自ら『梁塵秘抄』20巻を編纂,当時の民衆の生き生きとした姿を現代に伝えている。
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