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●御三家 ごさんけ

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 徳川将軍家の一族で,尾張・紀伊・水戸の三家をさす。いずれも徳川家康の子を祖とした親藩大名の別格で,諸大名を越える幕府の待遇を受け,殿中席次は大廊下上部屋で国老の称を受けた。宗家を助ける義務と,宗家に嗣子のない時はこれを継ぐ権利を持ち,その嫡流は徳川氏を,次男以下と庶氏は松平氏を称した。尾張家徳川家康の第9子義直を,紀伊家は第10子頼宣を,水戸は第11子頼宣をそれぞれ祖とする。紀伊家から8代将軍吉宗・14代将軍家茂,水戸家から15代将軍慶喜がでている(慶喜は初め御三卿一橋家の養子となっていた)。尾張家は名古屋城主で,尾張1国と美濃の一部,信濃の木曽山をあわせて61万9,500石を,紀伊家は和歌山城主で,紀伊1国と伊勢松坂55万5,000石を,水戸家は水戸城主で,常陸国35万石をそれぞれ領した。尾張家は義宣のとき,紀伊家は茂承のとき,水戸家は昭武のとき明治維新をむかえた。御三家を補う田安・一橋・清水の御三卿があった。