●コーサラ
アジア インド AD
キョウ※注1※,拘娑羅。現在のインド,ウッタル=プラデーシュ州北東部に位置した古王国。バラモン教文化を担ったインド=アーリア人が,北インドで都市国家から領域国家を形成する過程は,クル族,パンチャーラ族から,コーサラ国,さらに東のビデーハ,マガダヘ移った。それは叙事詩時代で,しだいに混血と非アーリア要素を摂取した。仏教成立直前の16の王国が有名であったが,コーサラ国はそのなかの最有力となった。釈迦在世中,プラセーナジト王は熱心な仏教信者で,首都舎衛城で釈迦の説教を受けた。その子のヴィルーダカは,逆に釈迦族を滅亡させた。マガダ国のアジャータシャトル王(前491〜459)により,マガダ支配下に陥る。南コーサラといわれる別の王国があり,マハーナディ川とヴァローダ川両河の上流地域にあった。紀元前から紀元後の10世紀まで記録で言及されているが,不明なところが多い。
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